戸籍書き方ナビ

戸籍にちょっと詳しい人のブログ

婚姻届の届出先はどこがベスト?手続きの流れと合わせて解説します。

 


 

みなさん、こんにちは!

 

今回は、婚姻届を提出するまでにすべきこと、考えるべきことを解説したいと思います。

 

どんな流れで準備をしたらいいのかな?。

やることいっぱいありそうだなー。

 

二人の大切な日に、まさか不受理とならないように、要点を抑えて準備しましょう。

 

「審査経験のある人から見た婚姻届の詳しい書き方」はこちらから。

 

 

 

 

婚姻届提出までの流れ                       

 

①婚姻届を提出する日を決めましょう。

婚姻届を提出する日はいろいろな決め方があります。

日柄のいい日や二人の記念日、準備でき次第すぐに提出したいなどなど、自由に決めましょう。

 

  • 日柄のいい日・・・天赦日、一粒万倍日、大安
  • 二人の記念日・・・婚姻日、付き合った日、プロポーズの日
  • 他にも・・・いい夫婦の日(11月22日)やゾロ目(11月11日)など

 

日柄がいい日は窓口が混むから覚悟しよう!

 

 

②役場に婚姻届の用紙をもらいに行きましょう。

役場に行けば、婚姻届の用紙をもらうことができます。

シンプルなものから、その役場でしかもらえない”かわいいデザイン”のものもあります。

たとえば、東京都のデザインはこちら。

 

書き間違えすることも考えて、2枚はもらいましょう。

 

※インターネットからダウンロードしたものは、サイズや内容によっては受理してもらえないことがありますので、事前に役場で確認してもらいましょう。

 

 

③実際に、婚姻届を記入しましょう。

婚姻届をもらったら、実際に書き始めましょう。

 

婚姻届の審査をした経験がある私が、不受理にならない書き方を上げましたのでこちらをご確認ください。

「元審査担当の私が解説する婚姻届の詳しい書き方」はこちらから。

 

 

④証人二人にお願いしましょう。

あなた方二人の関係を知っている人に証人をお願いしましょう。

あなたの家族、配偶者の家族、友人、恩師などなど、、、

 

条件は、18歳以上です。

 

 

⑤当日の持ち物をそろえましょう。

婚姻届を提出するときに必要なものは、、、

  • 婚姻届
  • 戸籍謄本(本籍地以外に提出する場合のみ必要)
  • 印鑑
  • 本人確認書類(免許証)
  • マイナンバーカード
  • 国民健康保険

 

戸籍謄本を忘れることが多いです!お互い困りますので要注意!!

 

 

⑥婚姻届を役場に提出しましょう。

準備ができたら、いざ役場に提出にいきましょう。

 

どこに提出したらいいの?

 

原則は、結婚する二人のどちらかの本籍地または住所地です。

それ以外にも、旅行先や思い出の場所の役場でも提出できます。

しかし、デメリットもありますので注意してください。

 

どんなデメリットがあるのかな?

 

旅行先や思い出の場所に提出するときのデメリット

①戸籍謄本の提出が必要になります。

旅行先や思い出の場所で提出する場合、二人分の戸籍謄本をそろえる必要があります。

戸籍を取り寄せる手間とお金がかかりることに注意しましょう。

 

②受理証明書が取りづらくなります。

受理証明書とは、役場が確かに婚姻届を受理しました!という証明書です。

この受理証明書は、婚姻届を提出した役場でしかもらうことができません。

もし、提出先の役場がものすごく遠い場合、直接もらいに行くことができず、郵送でやり取りすることになり、時間がかかりますので注意しましょう。

 

※役場によっては、郵送で受理証明書の取り寄せをしていない場合がありますので、事前に役場に確認しておきましょう。

 

③不備があった場合、窓口まで行く必要があるかも?

土日や休日・業務終了後などに提出し、婚姻届に不備があったとき、最悪の場合、窓口まで行く必要があります

そうならないためにも、事前に役場で婚姻届のチェックをしてもらいましょう。

提出先の役場がベストですが、内容の確認はどの役場でもできますので、お近くの役場で確認をしてもらいましょう。

 

遠い役場に提出するとお金も時間も損をする可能性があるぞ!

 

 

提出先のおススメ

婚姻届を出すことによって名字が変わる人の住所地に提出することをお勧めします。

なんで住所地がおススメなの?

名字が変わったら免許証などの書き換えをするでしょ?

そのとき必要なものが、名字変更後の住民票やマイナンバーカードです。

 

住民票やマイナンバーカードは住所地で手続きできます。

もし、住所地に婚姻届を提出すれば、結婚して名字が変わったことをすぐに知ることができますので、名字変更後の住民票の取得やマイナンバーカードの変更を早くすることができます。

 

反対に、住所地以外で婚姻届を提出した場合、住所地の役場は結婚をしたことを知りえません。

そのため、結婚前の名字でしか住民票をもらえません。

※婚姻の受理証明書をもって、住所地の役場で「住民票を変えてください」といえば、対応してくれる場合もありますので、役場に確認してみましょう。

 

誰が行けばいいの?

不備があることを考えて、夫婦で行くことが望ましいです。

 

提出するだけであれば代理人でもOKです。

ただし、不備があった場合は、代理人は何もできません。

代理人にお願いするときは、婚姻届を不備のない完璧な状態にしましょう。

 

正直に言うとね、審査担当としては本人にきてもらいたいです、、、

 

 

婚姻届の書き方を詳しく解説します。

 

大変ボリュームがありますので、以下のリンクまでお願いします。

 

「審査経験のある人から見た婚姻届の詳しい書き方」はこちらから。